異世界冒険譚・21

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異世界冒険譚
・21
フラフラした足取りで、受付の裏にある
階段を上がり、何だかデカイ扉の前に立つ
透明「あれ
ゴルさん、緊張してる
」
ゴル「あ、当たり前だろう

協会のお偉いさんだぞ
それに彼女は、この町一の闘士でも
あるんだ
」
透明「彼女
」
私はてっきり、ゴツイおっさんが出てくるものと・・・。
サリ「トントン
失礼いたします
お連れいたしました
」

「入れ
」
大きな扉が開かれる
透明「・・・・
」
アカ「疲れているところすまないね
私が、この協会の代表であるアカツだ
」
ゴル「め、滅相もございやせん
」
透明「・・・・.
」
ゴル「お、おい
透明
」
透明「・・・・ちびっこ・・・。」
サリ「あっ
と、透明さん
そ、それは
」
アカ「な~~~にぃ~~

私は、ちびっこじゃない~~~~~い~~~
」
透明「い、いや
どう見ても、ちびっこじゃ
」
アカ「こう見えても、私は25だ~~
」
透明「またまた~
」
アカ「くうううぅぅぅぅぅ~~~~
」
私の目の前にいたのは、どう見ても小学生くらいの
女の子
・・・もしかして
透明「ド、ドワーフ
」
アカ「どわーふ
何だそれは
」
私は、自分の世界のファンタジーの話をした・・・・。
ドワーフは、地属性の強い種族で、背は低いが
驚くほどの怪力を持つ種族
その上、火の神にも愛され、鍛冶を司る能力を
有している・・・というのが、ファンタジー世界の常識
なのだが・・・。
アカ「
・・・お前が言う、どわーふという種族とは
少し違うが、私達の種族は魔法が得意で、
全ての属性に適応しているんだ
」
透明「ま、魔法少女

」
アカ「だ、だから~
お前の世界の常識を、
言われても、わからんからよしてくれ~~~
」
なんだろう
からかいがいが有り過ぎて、楽しくなってきた
アカ「と、とにかく
今回は、グラーグス討伐ご苦労だったな
クーニャ様もありがとうございました
」
ちび「ん~っ
」
透明「あれ
ちびにゃ
どうしたの
」
ちび「お腹すいた~~~
」
またですか

アカ「あっ
すみません、今、食べ物を用意
します
サリア
何かお食事をお持ちして
」
サリ「は、はい
」
サリアさんは、急いで下へ降りてゆく・・・。
サリアさん・・・ごめんなさい
この後、サリアさんの機転で、こちらの世界で言う
ところの、ハンバーガーのようなものが振る舞われ、
ちびにゃはご満悦
ちびにゃが落ち着いたところで、話が進められる
アカ「改めて、グラーグス討伐感謝する
しかし、お前たちに伝えなければいけない
案件が二つほどある
」
透明「二つ
何でしょう
」
アカ「一つは、今回の討伐に関する報奨金と核の
買取についてだ
そこで、教えてほしいのだが・・・。
一体、どういう方法でグラーグスを仕留めた
」
透明「んっ
っと、言いますと
」
アカ「報奨金に関しては、グラーグスを討伐して
くれたので、通常通り支払いはできるのだが、
核の方は・・・。」
ゴル「どういうことですかい
」
アカ「この核を見てくれ・・・表面上は良いのだが、
中が砕けている
これだと、核として何かに転用するのは
できそうにない・・・残念だが、この核は
飾っておく程度しか使えないんだよ
一体、どういう方法を用いれば、こんなことに
なるのか・・・。」
透明「あっ
」
し、しまった~~~~~

浸透勁の攻撃は、内側に衝撃を伝える技術
魔素の塊だから、水と違って核にまで影響するとは
思っていなかったから、思いっきり衝撃を
通しちゃった

まさか、核を内側から破壊しちゃうなんて
私のバカ~~~~

私は、この後アカツさんにグラーグスとの攻防を
説明した・・・。
続く・・・。
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