【ご質問にお答えします】プロフェッショナルとは
ご質問にお答えしますコーナーをつくりました。鑑定が必要な個別のご質問にはお答えできませんが、「真木あかりは○○についてどう考えているか?」といったことがありましたらお気軽にこちらからお寄せください。ほうぼうに配慮が必要なものはご回答を控えさせていただくことがあるかと思います。ご了承くださいね。シンプルなものはTwitterで、しっかりとご回答したいものはブログで書いていく予定です。
今回はこちらのご質問です。
もったいないほどのお言葉、ありがとうございます。身が引き締まる思いでおります。
プロフェッショナルの定義は、職業によって異なるのでしょうね。命をあずかるお仕事、お金を扱うお仕事、ウェブサービスを運用するお仕事……いろいろなお仕事に従事される方からお話を伺う機会がありますが、皆様が胸に抱いているプロ意識には感銘を受けることばかりです。実体験に基づいたこだわりを拝聴するのは、とても好きな時間です。そうしたなかで、プロフェッショナルというのは「自分と仕事が社会にどのように貢献できるのか、常に考え続けて研鑽し続けられる人」ではないかと考えるようになりました。
といっても私個人は、日々においてあまり特別なことはしていません。占い師は揺らいでいてはいけないと考えているので、精神と体調の安定を保つために運動をし、食事に気をつけています。あとは読書ですね、できるだけ様々なジャンルの本を、月間の冊数に目標を設けて読むようにしています。それくらいかなと。
物書きとしては、当初から「誰も傷つけないように」ということだけは細心の注意を払ってきました。とはいえ、文章というものは私の手を離れれば、どう読まれるかは読み手の方の自由です。配慮が行き届かず傷つけてしまうことも、意図せず誤読されることもあると思います。その可能性をわずかでも減らすよう、日々たゆまず研鑽を積み重ねてまいります。
少し話が横道にそれますが、レイモンド・チャンドラーの『プレイバック』という作品に「しっかりしていなかったら、生きていられない。やさしくなれなかったら、生きている資格がない」(清水俊二訳のもの)という一文が出てきます。とても厳しい言葉であり、認知行動療法の「全か無か思考」にあたるもので注意が必要です。これが小説であり、主人公が探偵という職業に就いているゆえに「おお」と納得するわけですね。だからどなたにも薦めはしませんが、占い師として生きることを考えたときに、私は非常に共感するものがあります。
占いを教えてくれた師匠は「占い師というのは一生勉強だよ」と言っていました。当時70歳を超えていた師匠ですが、まだまだ学ぶことばかりだと。年齢を重ねるごとに習熟する部分はあるにせよ、わかったつもり、できたつもりという慢心を持ったら終わりなのだと、私も思います。これはプロフェッショナルとして仕事をするためというよりは、常に心のなかに置いておく最低限の戒めです。
といった感じで、お答えになっているでしょうか。
私に質問してくださって、ありがとうございました。
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noteで暗い日記を書いています。正直なところ、どうして自分がこんなに暗い日記を書いてしまうのかわかりませんw 多分暗いのでしょう。