カモ~~~ン~ヌ!・23

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・23
透明「一郎さんの場合、山紋を象徴する山
つまり富士が代表紋を表し、その下の
樹海を意識させる紋様には、樹海を包む
雲が使われている
つまり、この紋様には山紋に雲紋の効果を
付加させているということになるんだ
」
一郎「なるほど
つまり、俺の家紋は複合代表紋の力を
持っているということになるんですね
」
透明「その通り
ここで言う雲紋は、代表紋を支える力
つまり、本質である代表紋の力を補佐する、
あるいは、引き出す要素ということになるんだよ
」
一郎「
」
透明「つまり、自然紋である山紋は職人気質な紋だけど、
それに同じ自然紋である雲紋の効果を付加すると
いうことは、一つのことに集中し継続させる力が
あるだけでなく、別の道を模索しても同じ効果を
得られるという意味でもあるんだ
要するに、この家紋は、二足の草鞋を履いても、
集中できる事柄さえ見つけられれば、複数のことを
継続する器用さがあるということになるんだ
」
一郎「おお~っ
それって、すごいじゃないですか
」
透明「もちろん、これは自分の道を自分自身で模索する
必要があるから、どんなことでも良いという
わけじゃない
大切なのは、自分の好きなこと、続けられことを
しっかりと探し出し、携わり続ける覚悟をもって
進めれば、必ずその道は開けるということなんだ
」
一郎「つまり、俺が自分の道をしっかりと見据えて、
そのことに集中できれば、道も開かれて家徳も得る
ことができるということですよね
」
透明「そういうことになるね
」
あれっ
これって・・・最初に言っていた方向に・・・
一郎「あっ
先生
ひとつ気になっていることがあったんですが、
聞いても良いですか
」
透明「なに
」
一郎「俺の山紋て、山一つじゃないですか

代表紋は、山が3つあるけど、これって
山一つだと、代表紋よりも弱くなるとか
あるんですか
」
透明「それは大丈夫だよ
紋が二重三重なら、代表紋の効果は
大きくなるけど、代表紋よりも数が少ない
というのは、通常の代表紋と同じ効果になる
元々、代表紋は、最初に作られた原初の紋様
代表紋自体が、最初から二重三重紋様のように
なっているのは、呪術効果が高い
パーフェクトなバランスを構成した結果
でしかないから、代表紋が二重三重になって
いても、本来は一つの象徴となる紋だけで
十分効果を引き出せるんだ
」
一郎「へぇ~
つまり、代表紋が三重に見えても
気にしなくて良いということですね!」
透明「そういうこと
もっと簡単に言うと、
二重三重紋様にしたいのであれば、
それ以上の紋様を重ねないといけない
ということになるから、計算上では、
代表の山が3つあっても、それは一つと
いう計算になるんだよ
」
一郎「わかりました
安心しました
それと・・・・。」
透明「まだ、何かあるの
」
一郎「これも疑問なんですけど・・・。
会社のロゴって、創設者の家紋とは
違うこともあるんですよねぇ
でも、それって・・・。」
透明「ああ~
言いたいことが分かったよ
つまり、その家系にいない人が、
血の力を引き出すことはできないんじゃ
ないのか
ってことでしょ
」
一郎「そ、そうです
それです
」
透明「家紋は血の力を引き出す呪術的紋様って
言ったと思うのだけど、これは、本当に
君の血の力引き出しているものなんだ
」
一郎「
」
透明「血に作用する呪術
これが家紋の正体
そして、君の血の中には、受け継がれてきた
遺伝子があるんだ
」
一郎「遺伝子ですか
」
透明「まあ、詳しいことは言えないのだけど、
人の持っている遺伝子というのは、
本当に優秀で
遺伝子情報の中には、
家系が継いできた才能を司る遺伝子以外にも
環境に合わせることができる遺伝子情報が
隠されているんだ
つまり、家系の才能は、その遺伝子の中で
引き出すのが簡単にできる特異な遺伝子
それ以外の遺伝子情報は、呪術的なアプローチで
引き出すことができるんだ
もちろん、家系から継いできた遺伝子には
勝てないけどね
ちなみに、能力を向上させるお守りや法具も
この遺伝子に問いかける作用があるものも
多くあるんだよ
」
一郎「おお~っ
なるほど~
でも、それなら、全ての紋を合わせて
パーフェクトな紋を作ることもできますよね
」
透明「う~ん
・・・それは難しいかなぁ~
」
一郎「
」
透明「家系の血の力以外の力を引き出すには、
色々とルールがあるんだ
それに、この呪術的紋様は、それを引き出す
許可を神仏にもらって、はじめて効果を
及ぼす力を発揮することができるから、
簡単に作るのは難しいと思うよ
」
一郎「そ、そうなんですか
それじゃぁ~、勝手に作っても・・・
」
透明「それは、ただのマークでしかないから、
紙切れになっちゃうかな
」
一郎「ううっ
そうなんだ~
」
なんだ
自分で作ろうと思っていたのかな
透明「さて、長くなっちゃったけど、家紋の話は
ここまで
」
一郎「ええ~~~~っ
」
透明「おいおい
一郎さんの聞きたいことは
これじゃなかったでしょ
」
一郎「あっ
そ、そうでした
つい、面白くって
」
透明「はぁ~
そろそろ本題に入るよ
」
一郎「はい
」
話が長くなってすみませんでした

家紋のお話は、ここまでとして、
いよいよ、一郎さんの本題に入ります
家紋の話は、また、皆さんが興味があったら、
レクチャーしますので、知りたい方は、
リクエストしてくださいね~
続く・・・。
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