やまやま、マウンテン・9

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マウンテン
・9
透明「人から、好かれる人になりなさい
」
蘭子「えっ
」
透明「意外だったかな
」
蘭子「え、ええ
・・・人から好かれるって、
そんなことで評価されるんですか
」
透明「くすっ
確かに、こう聞いてしまうと、
簡単に聞こえるけど、人間というものは、
好んだ人しか認めないものだよ
」
蘭子「
」
透明「まあ、この好むという言葉の中には、
色々な感情が混ざっているのだけど、
さっきも言ったように、蘭子さんは嫉妬されたり
している分、認められてはいるんだよ
ただ、認められているだけで、好まれてはいない
ということ何じゃないかな
」
蘭子「そ、それって、嫌われているということですか
」
透明「そこまで極端なことではないけど
人間てそういうものじゃないかな
仕事の能力は認めるけど、ちょっと苦手とか、
言っていることは理解できるけど、認めたくないとか、
そんな単純な意識の中で、人は各々その人を認識して
いるものなんだ
もちろん、全ての人に好かれる人間なんていないとは
思うけど
会社という括りの中で評価を受けたいと
思うのであれば、一番影響力のある人から好まれて
いれば、評価を受けるに値する
とならないかな
」
蘭子「あっ
」
透明「だから、私は君の上司が凄いと思ったんだよ
彼は、その事を理解していたということだし、
他の社員からは、それなりの人望もあるみたいだからね
」
蘭子「そ、そうなんですね
・・・私は、仕事の能力だけで
見ていたから・・・
」
透明「それも、蘭子さんという個の評価だよ
その評価は間違っていないし、否定もする必要はないけど、
人それぞれの評価が多数決的に影響して行くものが、
評価というものだということを忘れてはいけないんだ
」
蘭子「
・・・・そういうことですよね・・・はぁ~
私は、人から好まれるような動きをしてきたつもり
だったのですけど・・・そういう評価を受けていないと
いうことですよね・・・
」
そ、そうなんだ

人に好かれたいと思って行動はしていたんだね
ちょっと、意外だったかも
蘭子さんみたいなタイプは、人の気持ちを二の次に
考えて爆進して行くタイプだと思っていた
いかんいかん
これも勝手な私の評価だったな

透明「よし
それじゃぁ~
一緒に、考えてみようか
」
蘭子「えっ
」
透明「人間というのは、好き嫌いで物事を分ける癖が
あるんだ
だから、こういった他者を交えた感情形態には
4つのボックスがあると私は考えている
」
蘭子「4つのボックス
」
透明「ここでは、複雑な感情は抜きにして好き嫌いで
表現するけど、この4つのボックスは、
1・好かれたいけど嫌われる
2・好かれたくて好かれる
3・嫌われたい、嫌われても良いのに好かれる
4・嫌われたい、嫌われても良くて嫌われる
という風に分けられる
」
蘭子「な、なるほど
・・・私の場合は・・・。
1番ということでしょうか
あっ、でも、場合によっては4番かも
」
透明「あははっ
なかなか迷うところでしょ
これは、自分対相手一人に対して感じるものだから、
相手と自分の関係を投影することができるものなんだ
だから、基本的には一対一で当てはめて考えれば
相手に対する自分のスタンスがわかると思うよ
」
蘭子「なるほど・・・単純な言葉なのに、凄く深いです
私は・・・。」
蘭子さん、色々な人に当てはめているみたいだね
みなさんも、自分の周りの人と当てはめて見てくださいね
続く・・・。
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