感受の法則・12


感受の法則
・12
透明「さて、もう一度やってみようか」
智則「はい」
智則くんは、自分の感覚を研ぎ澄まし
感を開くように意識を集中させる
透明「(さっきの話がきっかけになってくれていれば
開くはずだが・・・。)」
智則「・・・・・。」
しばらくの沈黙・・・そして
智則「あっえっ
な、なに
」
透明「どうした」
智則「め、目の前が・・・砂嵐みたいに・・・
」
透明「あははっもう少しだね
それは、現視(げんし)と可視(かし)の間を
視ている状態
その薄皮一枚先に霊視できる世界が広がって
いるはずだよ」
智則「そ、そうなんですね
何だか、テレビの砂嵐みたい~~~」
透明「頑張れ」
智則「は、はひ~~~」
よしよしいい感じ
後ちょっと・・・。
それから、智則くんは唸りながらも頑張って
扉を開こうとするが・・・。
智則「駄目だ~~~~~
ちょっと休憩~~~~
何でだ~~~~~~」
透明「う~ん・・・何だろう
そこまで行っていたら、大体が可視の世界に
視点が合うのだけど・・・あっ
」
智則「」
透明「智則くんもしかして、怖い
」
智則「えっ」
透明「昔の記憶って、結構嫌なことが多かったでしょ
もしかしたら、どこかでビビッてない」
智則「ビッビビッてなんてないです
」
わざと刺激する透明先生・・・
昔不良をしていると、こういった言葉で奮起する子が多い
透明「そう」
智則「はい全然ビビッてないです
」
そう言うと、俄然やる気になり、再戦する智則くん・・・。
智則「・・・・・・くっ」
透明「・・・・あれもしかして・・・。」
智則くんの思考を垣間見て違和感を覚える・・・。
透明「智則くんもしかして・・・。」
智則「ビビッてませんて~~~」
透明「違う違う
そうじゃなくて
」
智則「」
透明「智則くん、待ってない」
智則「えっ」
透明「いや、さっきの話じゃないけど、開くのを
待っているような気がして・・・」
智則「えっ、いや・・・一応、視ようとは・・・。」
透明「あっなるほど
智則くんは、まだ受け身になってるみたいだね」
智則「えっ」
透明「感を開くというのは、体ごと其処へ自分が入る
感覚が大切なんだ
恐る恐る覗くのではなく、扉が開くのを待つのでもなく、
視よう視ようと望遠鏡を覗いてるだけでは駄目なんだよ
自らがその先へ一歩進む感覚で視にいってごらん」
智則「そ、そっか確かに受け身になっているかも
・・・・・・其処へ・・・入る・・・・・あっ
や、やった入った
入りました
うっ
」
突然、智則くんが口を抑える
透明「ど、どうした気持ち悪いの
・・・・あっし、しまった
」
智則くんは、一体どうしてしまったのか
続く・・・。
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