カモ~~~ン~ヌ!・28
カモ~~~ン~ヌ・28
一郎「この条件って、一人に一つですか」
透明「あっなるほどそういうことか
この条件は、必ずしも一人に一つという
ことはないんだ
つまり、複数の条件を満たさなければ
出会えない、選ばれない、選べない相手もいる
もちろん、逆に一つだけで条件がクリアできる
相手もいるから、人それぞれになってしまうんだ
それと、これも経験からの話なのだけど、
通常、20代で会えるはずの相手を逃し、
30代で再度アタックするチャンスがくることも
あるのだけど、この場合、20代では条件が
一つだったものが、二つになっていることもある
んだ」
一郎「そ、それって、遅いほうが条件が増えていくと
いうことですか」
透明「全てがそれに当てはまるワケではないと
思うのだけど今まで視てきた中には、
そういったものが、結構あったから、覚えておいて
損はないと思うんだ
ただ、これに関しては、年齢を経たことで、
当たり前に手に入れられている条件が増える
こともあるから、そこまでは気にしなくても
良いのかもしれないね」
一郎「う~んと・・・例えば」
透明「まあ、例え話だけど、人としても魅力は、
年を重ねたほうが出る場合もあるし
資産の使い方も、知恵が回っている分、
年齢を重ねたほうが上手くなっていることも
多いんだ
そういう意味では、条件が増えたとしても、
あまり、慌てる必要はないのかもしれない」
一郎「な、なるほど・・・お、俺、大丈夫かなぁ~」
透明「あははっまあ、私の見立てでは大丈夫そうだから、
君は、とにかく家徳を積むことを考えたらいいよ」
一郎「ち、ちなみに、家徳ってどれくらい積めば・・・。」
透明「条件の量かぁ~確かに気になるよね
ただ、これは自分がこの世に降りてくる前に
お相手と設定しているから、人によって
かなりバラツキはあるかもしれないね
結婚後の生活条件を、かなり高いものとして
相手を選んでいる場合なんかは、それなりの量を
積む必要があるかもしれないけど、一郎さんの場合は、
しっかりと行動してくれれば、割と条件をクリアする
のは早い気がするよ」
一郎「わかりましたちょっと、安心しました
でも・・・俺、何度も縁を逃している気がするから、
次、ちゃんと出会えるか、心配なんですけど・・・」
透明「う~ん・・・まあ、ここまで話したから、
ついでに、もう少し話しておこうかな」
一郎「」
透明「一郎さん木人図には、結婚を書いてきている場合、
2、3人の結婚相手は、記載してきていることは
話したよね」
一郎「は、はい」
透明「もちろん、この数はもう少し多い人もいるのだけど、
この結婚の縁というのは、良縁といって、直接的に
結婚までいたる縁とされているんだ
しかし、この良縁以外にも、最呂縁(さいりょえん)と
いうものがあるのを知っているかな」
一郎「さいりょえん・・・初耳です」
透明「呂は、日本の楽器で低い音域のことで、下支えを
意味するものなんだけど、その支えとして最も良い
縁を最呂縁と言うんだ
この縁は、良縁とされているものとは違うのだけど、
現代風に訳せば、パートナー縁ともいえるものなんだ」
次回、良縁と最呂縁の違いをお話します
続く・・・。
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