親睦かい(会)?・12

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親睦かい(会)12

宴も酣になり・・・

信長「ところで先生よぉ~

   ひとつ聞きたいんだが・・・。」

透明「何ですか

信長「何で、先生は宗教家になろうとは

   思わないんだ

光秀「確かに先生なら、宗教を立ち上げても

   沢山の方が入信するんじゃないですか

秀吉「そうですよねぇ

   先生は常日頃、沢山の人を幸せにしたい

   言っているんですから、居場所を作ったほうが

   早いのでは

透明「まあ、正直に話・・・柄じゃぁ~ないんですよ

家康「えっ

透明「皆さんのように、大勢の前で話したり、偉そうなことを

   講釈できるほど、人間ができていないんです

光秀「そ、そんなことは

透明「それに、一対多数は性に合いません

秀吉「

透明「私は一対一で沢山の人と向き合いたいんです

   人の幸せは千差万別10人いれば、10通りの幸せが

   あると思います

   宗教もある意味では同じだと思います

   自らの幸せを選ぶ為に無数の宗教があり

   自分にあった宗教に入信する・・・。

   でも、中には宗教に入信する選択はせず、

   迷い苦しんでいる人も数多くいる・・・

   私もそうですが、宗教という括りが性に合わない人

   いますからでもそういう人も、悩み苦しみ救われようと

   努力しています

   私はそういう人が幸せになれる切っ掛けになりたいんです

家康「う~~~む

   確かに宗教は、信者を守ることができるが、信者以外を

   守ることはできない・・・。」

秀吉「わかった

   要するに、学校の部活と同じですな

透明「ぶ、部活

秀吉「そうですよ

   各部活が宗教とすれば、部活に入っていない帰宅部

   先生の言うところの幸せにしてあげたい人達という

   ことじゃないですか~

   いや~うまい例えじゃないですか

透明「(そ、それって、うまいのか)

   ま、まあ、それで理解できるなら・・・

   そんなわけで、私は私のできることをするまでです

   人というのは、神仏と隣り合わせに存在しています

   信仰が特に無いという人も、本能的には信仰をしている

   ものです

家康「んっどういうことですか

透明「外に信仰対象がなくても、信じているものはある

   それは、自分の考えや思考であったり、

   自ら課したルールだったりもします

   そこには、自分の魂の一部である神の存在がある

   ものなんです

   まあそれでも、人は悩み迷い苦しみ、

   生きる意味を見出そうとします

   それが修行だと言えばそれまでですが、経験を積むだけで

   あれば、悩んだり苦しんだりする必要は本当はないのかも

   しれません

   だから私は、そんな方々が、色々なことで、悩み苦しんでいる

   ことを少しでも一緒に背負って、楽にしてあげたいんです

   それには、その人と同じ目線で同じ感覚を共有しなければ

   ならない・・・だから私は、自分の信念というルールの中で

   宗教家にはならないと決めているんです

信長「あはははははっ

   先生そりゃ~立派な宗教家じゃないか~

透明「えっ

秀吉「語るに落ちてますよ

透明「・・・・あっ

   と、とにかく、私は教祖にはならないの~~~~

信長「わかったわかった

   ちょっと、からかっただけだ

家康「先生これからも、その立ち位置でいてくだされ

   儂らも迷うことがある・・・儂らにとっても、先生が

   道標になってくださることもあるんです

   今日は、本当に失礼ばかりしてしまい申し訳ない・・・

透明「いえいえ私も、ちょっと楽しかったので、

   呼んでくれたこと、感謝しています

ちょっと、まった~~~~~

透明「いっ政宗さん

   

次回、ファイナルで~す

        
         続く・・・。

   

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