2020年4月8日、てんびん座満月。個と個の、ベストなつながり方を模索するとき。
2020年4月8日、11:35にてんびん座で満月が起こります。この満月はふたご座の金星とみずがめ座の火星とグランド・トラインという配置をとり、熱意や愛、優しさといった「つながり」にエネルギーを行き渡らせてくれます。
折しも近々、緊急事態宣言が発令されるとニュースでは告げています。新型コロナウイルスの影響は、私たちの日常生活を一変させました。ワークスタイルが変わったり、家族と過ごす時間が増えたりと、なんらかのかたちで「つながり」が一変した人も多いことでしょう。体調に神経を尖らせ、食べ物や日用品の心配をし、経済的な不安を抱え、否応なしに心がデリケートになっている人も少なくないと思います。そうした状況下において、いつものように慣れ親しんだ人と会えない、親しくないまでも街に出てばひとりじゃないと思える、これからつながる人たちも意欲的に探していけるという希望が一時的におやすみになることには、拭いきれない淋しさを覚えることもあるのでしょう。
でも、この、他の星々と優しい関係性を持つ満月においては、離れていてもつながっている、つながりたいから今は離れるといった気持ちを、ときに熱っぽく、ときにあたたかに持ち合えるタイミングになるのではないかと私は思うのです。今、「ない」つながりに目を向けるよりも、LINEやメールでいつでもつながれること、テレワークで同僚たちと関わること、そうした「ある」つながりに目を向けていきたいものです。そしてどうか、この非常時を支える人――医療関係の方はもちろん、スーパーやコンビニの従業員の方、配送をしてくれる方、インフラを動かしてくれる方々への感謝の気持ちが、皆それぞれに湧いてくるだろうと、私は想像しています。
大人はテレワーク、子どもは休校で家族みんなが同じスペースにいる場合は、ちょっぴり鬱憤も溜まり始めている頃でしょうか。その場合も、おそらくは「うまいやり方」「いい距離感」を、見つけていけるだろうと思います。
いささか美しい物語を描きすぎでしょうか。もちろん最前線は苛烈でしょうし、身近に脅威を感じた方の不安は語り尽くせぬものがあるでしょう。ただ、自分のまわりに「ある」つながりを見つけ、感謝するという感覚は、おそらく焦りや不安といったものを、わずかでも穏やかであたたかなものに変えてくれるだろうと思うのです。もしも今、健康であるのなら、私たちは心身ともに健やかにそれを維持していく必要があります。精神が疲弊してしまっては、もちませんからね。「正しく恐れる」という言葉が、近いのかもしれません。
ただ、グランドトラインという恵まれた位置関係はときとして、恵まれているがゆえにイージーな方向に向かいやすいという傾向もあります。つながりに甘えすぎたり、依存したり、みんなに合わせすぎて自分のアタマで考えることを忘れてしまったり、といった、良いからこそ生まれるひずみも生まれやすいのです。
もちろん、最初からイージーなほうにいこうとする人などいないのでしょう。安易に妥協したり、楽な関係性に流されたりしている自分に気づいたら、ぴりっと気持ちを引き締める。「個」であることを意識し、関係性は育てていくものなのだ、自然にうまくいくものではないのだと思い直す。家族であれば、簡単にわかった気にならない。そんな「個」の意識を敢えて持つことで、意義ある満月にしていけるだろうと思います。
どなたにとっても、良い満月でありますように。
(以下近況です)
友人たちとチャットをしていて近況の話に。「3月頭から外出は控えてるし人とも会わないし、仕事ばかりで変化のない日々だよ」と書いたところ「元気そうでよかった」「いつもどおりだね」「外出したら逆に体調崩しそう」と大変安心されました。そ、そう……!? (∪ ´ω` )
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