異世界冒険譚・15
ちび「う~ん
1キュラの差がわからないからなぁ~
例えば、簡単な軽食を取るとして、
お店に支払うのが、平均的に6キュラと
して、透明の世界の通貨でいくらになるか
で考えたら良いかもしれない
透明「えっと、軽食が6キュラとして、
簡単に考えれば、日本円で600円と
したとしても、約100倍って意識して
おけば、良いのかぁ~
ということは、1260キュラだから、
そんなにするんですか
ちび「まあ、あの核ならそんなものじゃないか
透明「ち、ちなみに、宿屋って一泊どれくらい
ちび「ルクルク
何キュラくらい
ルク「え~っと
朝食がついて・・・50キュラが相場だと
思います
透明「ということは、5千円・・・よし
掴めてきたぞ
そうなると、1260キュラで一日多く見積もって
70キュラとすれば、18日滞在可能と言うことか
でも、色々と揃えてと考えると・・・もう少し
稼いだ方がいいのかも
ルク「透明さんは、闘士希望ですか
それなら、協会に登録すれば、色々と仕事が
ありますよ
協会に所属できれば、町と外の出入りが
簡単ですしね
透明「それって、もしかして
ルク「ギル
透明「い、いや、私の世界で言うところの協会の呼び名と
いうか・・・。(アニメの世界だけど)」
ルク「そう
透明さんは、クーニャ様がお認めになった方ですから、
多分、問題なく登録できると思いますよ
透明「ありがとうございます
行ってみます
確保しなくちゃいけないですから
ちび「そうだ
成長期か
よく食べるなぁ~
そういうと、ルクルクさんのお店を後にした私達は、
一路、紹介してもらった宿屋へ・・・。
透明「こんばんは~
町で、一番安い宿屋には、入った瞬間ゲームの世界と同じ
ような、酒場が広がっていた
違うのは、飲み物を入れる器がクリスタルのように
光っているのと、カウンターが近未来的という
ことだけだ
酒場にいる人たちは、武器を携えた冒険者風の人、
職人さん、商人さんなど今までゲームで見たことが
あるような面持ちの人が多い
透明「ち、ちびにゃ
あの人が持っているのって
ちび「銃
武器だね
透明「ま、魔法って、武器で発射するんだ
ちび「そうだよ
透明「へぇ~~~~~っ
失礼とは分かりつつ、どうしても色々興味津々に
見てしまう・・・っと、魔法銃を持ったおじさんが、
私達に気づいたようで、近づいてくる
透明「は、はい
しまって
透明「へっ
ゴル「俺は、ゴルってもんだ
森の外でクーニャ様を連れて歩いている者なんて、
まず、お目にかかったことが無いからなぁ~
ジロジロ見ちまってすまんな
よかった、見た目と違って良い人そうだ
ちび「ゴルとやら
ゴル「は、はい
ちび「こいつは、迷い人なんだ
こちらの世界にまだ、慣れてないから、
許してやってくれ
ゴル「め、滅相もございやせん
しかし、迷い人ですか~~~
随分前に、聞いたことがありますが、
本当にいるんですなぁ~
ちび「まあ、こいつは結構冷静な方だから、
気軽に声をかけてやってくれていいぞ
ゴル「は、はい
やっぱり、ちびにゃって凄い存在なんだなぁ~
こんなに小さくて、可愛いのに・・・。
ゴル「と、ところで、え~っと・・・。」
透明「あっ
ゴル「透明か~
透明は、闘士志望か
透明「えっ
ゴル「いや、武器や装備は無いが、かなり鍛えて
いるだろう
ちび「おっ
ゴル「そりゃぁ~
ちび「おお
なんで、ちびにゃが嬉しそうなんだ
透明「そうなんです
登録したいと思っているんです
ゴル「そうか
一狩り行かねぇ~か
おお~~~~~っ
「一狩りしようぜぇ~~~~
どこかで聞いたフレーズだ~~~~~っ
透明「それは、ありがたいです
私は、この世界に来てまだ状況に慣れていないので、
一緒に仕事をしてくれる方がいると助かります
ゴル「よし
明日の朝、迎えにくるから、一緒に協会へ行こうぜ
透明「はい
次回、ギルド登録です
続く・・・。
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