異世界冒険譚・7
ショックの色が隠せない透明先生・・・
クーニャと言われる神獣も流石に不憫の思ったのか、
ある提案をしてくれる・・・。
ニャ「(透明
お前さん、もともと存在自体が特殊だから、
何かしら、そのチートな力があるんじゃないか
それに、わしらは始めてだが、迷い人は、
数年に一度、この世界にやって来るらしいから、
きっと、帰る方法もあるだろうよ
ちょっと、そこで待っておれ
今、わしらが神様に聞いてきてやるから
透明「ほ、本当ですか
そう言うと、クーニャ様は空高く消えていった・・・
透明「・・・・・しかし、そう考えると、
この世界って・・・・。」
私の中に、もしかすると
しかし、本当にそんなことがあるのか
それに、さっきからクーニャ様がわしらといっているのも
気にかかる・・・。
謎が頭の中をグルグルと駆け回っていた
しばらくして・・・。
ニャ「(お~~~い
クーニャ様が戻ってくる・・・。
ニャ「(聞いてきたぞ~
透明「ありがとうございます
ニャ「(今から言うところを目指せって
透明「
ニャ「(なんかな、前にこっちに来た人間を元の世界に
返した奴がいるらしくて、そこに行って
事情を話せば、何とかしてくれるだろうって
透明「マジですか
ニャ「(良かったなぁ~
透明「本当にありがとうございます
ニャ「(それでな、その場所なんだが・・・。)」
私は、クーニャ様にその場所の説明を聞く・・・。
透明「・・・・・・
ニャ「(・・・・・
透明「・・・一週間ですか・・・。」
ニャ「(駆け足でだが・・・。)」
透明「う~~~む
困ったぞ、そこまで飲み食い無しは、本当にヤバい
ニャ「(・・・透明、まずは、近くの町に行くのはどうだ
透明「えっ
ニャ「(もちろんあるぞ
持って無いからなぁ~
それだとご飯が食べられないかもしれないが、
何か方法があるんじゃないか
透明「ちなみに、その町で物を売る場所とかありますか
ニャ「(確か・・・あったと思うよ
もし良ければ、この森で害獣を少し狩るか、
薬草とかを摘んでいったらどうだろう
透明「おお
害獣って、そんなにいるんですか
ニャ「(まあ、わしらが守っているから、そこまで
強いものはいないが、多少はいると思うぞ
それに、害獣といっても、魔素から生まれた
ものだから、その核を集めたら売れるはずだ
透明「ますます、異世界感半端ない
でも、今、魔素って言いましたけど、
それって、人の淀みとかから生まれるんですか
ニャ「(まあ、全てが人間からというわけじゃぁないが、
色々な種族の残魔(ざんま)から生まれるものじゃな
透明「ちょ、ちょっと待ってください
もしかして、この世界って、人間以外の種族も
いるんですか
ニャ「(当たり前だろ
世界って、人間しかいないのか
透明「は、はい
ニャ「(それは、それで凄い世界だなぁ~
やばい、ワクワクが止まらなくなってきた
続く・・・。
ポチしてくれると励みになります