異世界冒険譚・5

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異世界冒険譚

おいおいおいおい

この世界が地球なのであれば、ここは過去

いや、未来

どちらにせよ、日本は無くなったという

ことなのか

何が何だか分からない

ニャ「(まあまあ、落ち着け)」

透明「あっす、すみません・・・でも・・・

ニャ「(う~む・・・お前さんは、地球の日本という

    国から来たのは、本当としてだが、過去、

    地球に日本という国は存在しておらん

    そう考えると、お前さんは、過去に滑り

    込んだと考えることもできるが・・・)」

透明「クーニャ様この国の名前は、もしかして、

   ヤマトですか

ニャ「(ヤマトいや、違うぞ)」

透明「えっ・・・もしかして、もっと前・・・。

   神話の時代よりも・・・・。」

ニャ「(・・・・フム・・・お前さん、この世界とは

   違う世界から来たのではないか)」

透明「えっ

ニャ「(お前さんの頭の中にある歴史認識は、

   全てこの世界には当てはまってはいないようだ

   そうなると、この世界とは違う世界から来たと

   言うことの方が、説明がつくぞ)」

透明「そ、そんなことって・・・・あっちょ、ちょっと

   待ってください

   まず、大前提として、この世界は私の夢の世界

   ですよねぇ

ニャ「(フム・・・ひとつ、質問してよいか)」

透明「は、はい

ニャ「(お前さん、この世界の植物は見たことがあるか)」

透明「い、いいえ

ニャ「(この世界の地形、環境を見たことがあるか)」

透明「いいえ・・・

ニャ「(わしの存在を知っていたか)」

透明「いい・・・え・・・・

ニャ「(つまり、そういうことだよ

    この世界がお前さんの夢の世界であれば、

    記憶を介して夢の世界が構成されるはず

    もちろん、想像や幻想といった物を構成する

    ことはできるだろうが、世界そのもの、見るもの

    全てを想像で構成することなんてできないものだ)」

透明「・・・ということは、本当に私は・・・

ニャ「(お前さんの記憶から借りれば、お前さんは、

    異世界に紛れ込んだということになるなぁ)」

透明「異世界・・・・きた~~~~~っ

ニャ「(ど、ど、どうしたきゅ、急に大きな声だして)」

透明「クーニャ様異世界ですよ

   漫画やアニメで言うところの、異世界ですよ

   これが、冷静でいられますか~~~

   ということは、私は、この世界ではチートな

   能力をもっていて、もしかして、魔王と闘ったりしたり

   しちゃうんですか

   もしかして、クーニャ様は、私のガイドとして

   現れた存在で、一緒に旅したりするんですか

ニャ「(お、お、お、落ち着け

    お前さんの言っていることがサッパリ理解

    できないのだが)」

改めて・・・異世界キターーーーーーーッ

さあ勇者透明の冒険譚の始まりだ~~~~

次回、意外な展開が・・・・。

          続く・・・。

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