異世界冒険譚・2

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異世界冒険譚

透明「さてと、まずは・・・

広大に広がる草原・・・辺りを見渡すと

何キロか先に、木々がうっそうと茂る

森みたいなのがある・・・

透明「ぐ~~~~ぅ

   あっそういえば、夕飯食べてなかった

   お腹すいたかも・・・。

   でも、変な夢だなぁ
  
   多分、昏睡状態なのに腹まで減るなんて

   まあいっかとりあえず、あの森みたいな

   ところまで行ってみるか

意気揚々と歩き出す透明先生・・・・

透明「はぁはぁ・・・結構遠いなぁ~

目の前に広がる草原を4時間ほど歩いたが、

未だに森までたどり着かない・・・

透明「喉まで乾いてきたけど・・・

   水が飲める所なんて無いしなぁ~

色々なことを諦めながら、ひたすら森を目指す

透明「やっと着いた~~~~

   とにかく、食えるものと水を探さないと

   夢の中で餓死とか洒落にならん

しばらく森の中を歩いてみる・・・。

水気が強そうな場所に向かって歩いているが

なかなか水が飲める所までたどり着かない

透明「はぁはぁ・・・もうだめ・・・

弱音を吐き始めたその時

透明「あっ小さいけど、これ川か

ほんの少し、地面が湿っている

その先には、小さいが水が湧き出している

水源がある

私はその水源を潰さないように、直接地面に

口をつけて、少しずつ水を啜る・・・。

透明「よし飲めるぞ

周りの土を巻き上げないように、少量ずつ

水を補給してゆく・・・

透明「ぷはぁ~~~生き返る~~~

   水さえ確保できれば、食事は2・3日は

   我慢できる

   とにかく、助かったよ~~~

どういたしまして

透明「えっ

い、今、何か聞こえたぞ

辺りを見回すが、誰もいない・・・。

透明「あっ水源が

さっきまで、こんこんと湧き出していた水が、

しおれてゆく

透明「ええ~~~っもしかして、

   私が飲みつくしちゃった

   なんか・・・申し訳ないことしたような

でも、助かったことには変わりない

私は水源のあった場所に一礼して、また歩き出す・・・。

         続く・・・。

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