カモ~~~ン~ヌ!・18
カモ~~~ン~ヌ
透明「それじゃぁ~
話すけど
代表紋自体がわかりにくくなっている
ものもあるから、まずはしっかりと
代表紋を確認しておいてね
一郎「はい
見ると、3つの山を円の中に入れて
作ってあるから、俺の家紋とはかなり
形が違いますよね
実際、これだけ崩しても問題無いもの
なんでしょうか
透明「基本的には、呪術紋様としてのルール内
で構成されていれば、問題はないよ
ただ、そこには色々と数学的な計算があって、
この数式の決まり事を間違えると、家紋としての
効果は発現できないから、注意は必要だと思う
もちろん、今現在既存としてある家紋は、
そういったルールから外れているものはないから
安心してね
一郎「なるほど~
そこんところはよくわかんないですけど
既存の家紋さえ使っていれば、安心ということは、
わかりました
でも、そう考えると家紋て、自分勝手に
作っちゃったら、血の力を引き出すことできなく
なりそうだから、怖いですよね
透明「まあね
でも、家紋は通常、地域の神社や仏閣が管理して
きたものだから、勝手には作れなかったものなんだ
今の時代は、そういった事を継承していないところも
あるからわからないけど、どちらにせよ勝手に作る
ようなことがあれば、血の力を知ることも覚醒させる
ことも難しくなってしまうから、損だよね
ただ、この家紋の呪術構成を知っていた当時の人は、
会社や商店にこの紋様を用いて、社章・ロゴなどを作り出し、
大成功を納めてきた会社もあるんだ
一郎「へぇ~
透明「昔は、会社も継ぐものとして考えられていたから、
この方法は有効で、実際にキッ○○マンや井○醤油
その他にも、日本を支えた企業には、この紋様が
使われていたりもする
もちろん、その中には自分の家の家紋を使って
作っている会社もあるけど、今でも日本を支えている
大企業のロゴは、会社の創設者の家紋とは別な家紋が
使われていることが多いんだよ
それに現代では、海外のブランドも日本の家紋を
ベースにロゴを作っているくらいだから、家紋の有用性は
お墨付きだよね
一郎「そうなんですか
透明「まあ、会社となれば、扱っている商品に強い紋様と
いうのがあるからね
それを独立させて、会社を一つの家と考えれば、
正しい方法で、新たな家紋を作り出すことは、
本当に有効な手段だと思うよ
一郎「でも、それもちゃんとルールを知らないと
意味ないんですよね
透明「それはもちろんだし、この家紋を確立するには、
神仏の許可をもらう必要があるから、本当に強い
家紋を作るのであれば、色々と準備はいるんだ
一郎「ちなみに、これって個人的なマークみたいなのも
作れるんですか
透明「まあ、作ろうと思えばできるけど、その場合、
自分の家の家紋を意識しないといけないかなぁ~
一郎「そ、それって・・・先生は作れたりしますか
透明「えっ
一郎「いや~
引退して、何か仕事をしたりするようなことが
あれば、できたりするのかなぁ~
透明「まあ、そういった依頼はされたこともあるし、
できるけど・・・高いよ
一郎「ええ~~~っ
透明「あはははっ
いるからねぇ~
それに、本当はこういったことは、自分で学ぶのが
よいと思うから、もしその時がきたら、色々と
教えてあげるから、自分で作れるようにしてみれば
一郎「マジですか
透明「くすっ
これを見てくれるかな
一郎「な、何ですかこれ
透明「これが付加紋様の図形式なんだけど、
これだけ見ると、何だかわからないだろうから、
簡単に説明するね
続く・・・。
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