カモ~~~ン~ヌ!・10

カモ~~~ン~ヌ・10

透明「さて、準備ができたところで

   家徳の高め方を説明しないとね

一郎「待ってました~

   何でもやりますよ~俺は~

透明「クスクス

   その意気や良しだね

   さて、家徳を高めると言っても、

   まずは、一郎さんの家徳が何なのか

   調べる必要があるね

一郎「俺の家徳

透明「さっきも言ったけど、家徳というのは、

   ご先祖様からの加護すなわち血の力なんだ

一郎「も、もしかして俺にはスゲー力が備わって

   いるとかですか

   何だろうマジでワクワクするんですけど

透明「あははっあんまり気負われても・・・

   まあ、この血の力というのは、すべての人に

   存在するものなんだけど、簡単に言えば、

   その家系の血筋の特化した才能と言ったほうが

   分かりやすいかもしれないね

一郎「才能きた~~~~っ

なんで、こんなにテンションMAXなんですか

透明「ま、まあ、落ち着こうよ

一郎「だって、この血の力を知れば

   家徳が高まるんですよねぇ~

透明「いや、血筋の才能を知っただけでは、

   流石に高まることはないよ

一郎「へっ

透明「血筋の才能は、誰にでもあるけど、

   それに気づけて、その才能を伸ばす努力を

   したものだけが、家徳を高められるもの

   なんだよ

   まあ、今の時代は、この才能にすら気づけない

   人が多いのも事実だから、ここで一郎さんが

   その才能に気づければ、大きな前進になると

   思うよ

一郎「うっすぐに高まるワケじゃないんですね

透明「そんなに都合よくはないよ

   家徳は徳だから、積んではじめてその効果を

   得ることができる

   ただ、自身の才能である家徳は、知ってしまえば

   少しの努力をするだけで、みるみる向上するもの

   だから、しっかりと受け止めることが大切なんだ

   それに、一郎さんさっき、何でもするって言ってたでしょ

   ここは頑張らないと

一郎「わ、わかりました男に二言はありません

   やってやりますよ~~~

透明「その意気その意気

   ところで、一郎さんの血筋の才能ってなんだろうね

一郎「えっ・・・・あれっ

   え~っと・・・それって、先生が教えてくれるんじゃ・・・

透明「えっそれは、私にはわからないよ

一郎「が~~~~~ん

   ちょ、ちょっと、待ってください

   俺、てっきり先生がバシッと教えてくれると

   マジ期待してたんですけど~

   うう~~~~~っ

   さっきまで勢いを返してくださいよ~~

透明「だって、それは私の能力でも視えないもん

一郎「視えないもんとか、可愛く言われても

   納得できませ~~~~ん

透明「あははははっだから~

   私にはわからないけど、ご先祖様から聞けば

   いいだけだよ

一郎「俺、ご先祖様と交信できませ~~~ん

       
        続く・・・。

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