やまやま、マウンテン・6
やまやま
蘭子「そ、それはもちろん
成果をバンバンだしている人じゃ
透明「それじゃぁ~
どんな人
蘭子「それは・・・能力が高くて、仕事ができる人
・・・だと思いますけど・・・。」
透明「なるほど
それが蘭子さんの評価の高い人のイメージ
なんだね
蘭子「えっ
会社で評価を受けるのなんて、それが全て
じゃないですか
透明「まあ、落ち着いて
私は、蘭子さんのイメージを否定はして
いないよ
蘭子「あっ
透明「でも、蘭子さんのイメージ通りなら、
今の蘭子さんは、評価されるに値する
人物だと言うことになるのだけど、
今現在評価はされていないんだよね
蘭子「そ、そうです
透明「もう少し、違う視点から見てみようか
蘭子「
透明「蘭子さんは、上司をどう評価している
蘭子「えっ
低い人としか
なかなか、酷い評価だなぁ~
透明「上司に興味は
蘭子「えっ
透明「なるほど・・・ということは、蘭子さんの
評価からすると、上司は能力が低く、
仕事ができない上に、人間としての魅力も
少ないということかな
蘭子「そういうことになると思います
透明「でも、その人は、会社に評価されて
上司になったんだよね
蘭子「そ、そんなの年功序列なだけですよ
透明「でも、同じくらいの年齢で、上司よりも
下の人っているんじゃない
ちなみに、その上司って何歳
蘭子「・・・・40くらいです・・・。」
あちゃ~っ
透明「年功序列で上に上がったのであれば、
蘭子さんの方が、上がっていてもおかしく
ないよねぇ~
蘭子「うっ
オカシイんです
わ、私よりも年下で、仕事もできないのに
なんで評価されているのか
本当にわからないんです
うわ~っ
透明「ということは、蘭子さんの考える
評価を受ける人のイメージは、
何かが足りないということになるよね
蘭子「
・・・・あの人は、部長に気に入られて
いるだけです
透明「なるほど~
昇進したんだ
蘭子「そうです
気に入られるようにだけ振る舞って
仕事はたいしてできないのに
本当に見てるこっちが恥ずかしいです
透明「それは、凄い能力だね
蘭子「えっ
透明「仕事もできない、能力も低い、魅力も無いのに、
部長に引き立てられて昇進するというのは、
凄い能力だと思わない
蘭子「そ、それは・・・
続く・・・。
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