やまやま、マウンテン・2

やまやまマウンテン

マシンガントークは5分ほど続き・・・

透明「あ、あの

   そろそろ、中に入りませんか

蘭子「あっそうですよね

   夢中になっちゃって

   はぁ~喉乾いちゃった~

透明「い、今、お茶を入れてきますね

   先に鑑定室に入っていてください

蘭子「は~い

そう言うと、鑑定室に入って行く蘭子さん・・・。

はぁ~・・・このまま、鑑定時間全て立ち話で

終わるかと思った

流石に脱力状態からのマシンガントークは、

落差がありすぎて、ついて行けなかったぞ

そんなこんなで、お茶を入れて鑑定室へ・・・。

透明「どうぞ

蘭子「ありがとうございますいただきま~す

ティーカップを手に取り、そこからの一気飲み

ひょぇ~~~~っ

蘭子「はぁ~美味しかった~

   ニコニコ

透明「あっお、おかわりいりますか

蘭子「はい

透明「ちょ、ちょっと、待っててください

無言の圧力に圧倒され、いそいそと台所へ・・・。

今度は、違うお茶を入れて戻ってくる

透明「どうぞ

蘭子「ありがとう

透明「・・・・。」

また、一気飲みするのでは中腰で構えていると、

今度は、ティーカップに手をつける様子もなく

蘭子「先生早速始めましょうよ

透明「は、はい

何だか、調子が狂う

私もやっと深く椅子に腰掛け鑑定モードに・・・。

透明「きょ、今日は、何を視る

蘭子「はぁ~

透明「

蘭子「私、悩んでるんです

   見てわかりませんか

透明「い、いやストレスの溜まり方からみても、

   何か悩みがあるのはわかるのですが・・・

蘭子「そうなんです悩んでいるんです

   私、もう疲れちゃって・・・

透明「な、何かあったの

蘭子「先生、やっと聞いてくれた

透明「あっ、ご、ごめんね

君が話す隙間をくれなかったんじゃないか~

透明「もう一度、聞いていい

   何か、あったのかなぁ

蘭子「私、もう人間関係に疲れちゃって

   私は、みんなの為に頑張っているのに

   ちゃんとした評価も貰えず、周りからも

   嫌われているんです

透明「えっ

蘭子「だ~か~ら~

   周りから、嫌われているんですよ~

   何度も言わせないでください

透明「す、すみません

蘭子「確かに、仕事ができるようになってほしいと、

   新人達には、強い口調であたってることも

   ありますから、一時的に嫌われても仕方がない

   と思っていますが周りの人や上司にまで

   嫌われているのは、おかしくないですか

   仕事が円滑に回るようにしてあげているのに、

   感謝こそされて然るべきなのに、無視したり、

   ワザと嫌がらせのような事をするなんて、

   考えられませんよ

透明「な、なるほど・・・

そういうことか・・・。

          続く・・・。

   
   

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