親睦かい(会)?・5
私の周りを囲んでいた人たちが、蜘蛛の子を散らすように
居なくなってゆく
まあ、このメンツに言われちゃうと、仕方ないだろうけど
また、濃い面々が集まったものだ
ここでは、仮名を作るのも面倒なので、各教祖様の性格を
日本の戦国武将になぞらえて、呼ばせていただこうと思います
最初に、この場所に連れてきた彼は、策士・明智光秀からいただき、
「光秀」と呼ぶことにしよう
次に、蜘蛛の子を散らしてくれた豪胆な彼は尾張のうつけ
織田信長から「信長」と呼びます
その後、この中では最年長で落ち着きのある彼を、忍耐の人、
徳川家康からとって「家康」
最後に、シレ~ッと席についた彼を、お調子者の豊臣秀吉から
「秀吉」と呼ぶことにしま~す
信長「先生
透明「いえ
光秀「す、すみません
信長「本当だぞ
ホオっておくとは何事だ
光秀「す、すみません・・・
おお~い
実際に起こるわけはないのだが、このネーミング
ちょっと、面白いかも
家康「透明先生
透明「いえ
お元気になられたみたいで、本当に良かったです
秀吉「いやぁ~
先生は相変わらず、若いですね~
透明「いえいえ
そんなこんなで、会場にいる教祖様達は、自分の居るべき場所に
腰を落ち着けることができたのか
乾杯の合図と共に会食が始まった・・・
透明「しかし・・・
なんて、豪勢な食事だ~~~~
宗教家って、そんなに儲かるのか
光秀「どうしました
透明「いいえ
しかし、これだけの会合・・・一体、どれだけ
光秀さんが耳打ちする・・・。
透明「ひぇ~~~っ
予想を遥かに飛び越えた金額に唖然としている私を他所に、
皆、食事を楽しんでいる
こういったことが当たり前なのかなぁ~
流石に、宗教関係だけあって、お酒を飲む人は少ないし、
食事の内容も、豪華だが色々と気を使っているのが分かる
信長「そう言えば先生
透明「アレ
信長「決まってるだろう
透明「ああ~っ
信長「本当か
俺はてっきり、諦めたんだと思ってた
さすが先生だなぁ~
いずなのババァ~に大きな貸しができたなぁ~
光秀&家康&秀吉
「・・・・
いずな婆さんを、ババァ~呼ばわりできるのって、
あんたと私くらいしかいないから、
周りが凍っちゃったじゃないか~
透明「まあ、貸しと言っても、いずなさんは
これっぽっちも懲りてはいなけどね
信長「あははははっ
秀吉「と、ところで、信長さん
そろそろ、本題に入っても良いでしょうか
信長「おお
時間もないことだし、始めるか
透明「
次回、親睦会がアツいです
続く・・・。
ポチしてくれると励みになります