あんぎゃ~~~っ・20

あんぎゃ~~~っ20

透明「で、で、でか~~~~っ

六羽「あんぎゃ~~~っへび~~~~っ

揚羽「せ、先輩違います

   龍です

空を覆い隠さんばかりの龍が、私達を見下ろしている

それにしても、なんて大きさなんだ

透明「と、いうことは・・・このキジは・・・。」

揚羽「天然です

透明「天然って

   この公園、キジが普通にいるのか

六羽「鳥さん、危ないからあっち行ってた方がいいよ~

キジ「・・・・。」

六羽の言葉を理解したのか

何事もなかったように、茂みに戻って行くキジさん・・・

応龍「・・・・・ボソボソ・・・・。」

透明「えっ

応龍「ボソボソ・・・ボソボソ・・・。」

透明「えっえっ

声、ちっさ~~~~~~~っ

身体の大きさに対して、この声の小ささは一体

透明「す、すみません・・・もう少し大きな声で・・・

龍「すまん・・・声の調整・・・難し・・・。」

透明「・・・・だ、大丈夫ですから、普通に話してみて

   くれませんか

龍「そう・・・これくらい・・・大丈夫か

透明「はいよく聞こえます

   もしかして、私達の為に

龍「ああ・・・昔・・・叱られた・・・うるさい・・・。

叱られた・・・誰に

しかし・・・雄々しい龍のイメージ

透明「お体が大きいから、私達人間には、大きな声に

   感じてしまうかもしれませんよね

   お気遣いくださり、ありがとうございます

龍「・・・・おまえ・・・いいやつ・・・。

いや、信じるのもはやっ

透明「あ、ありがとうございます

   しかし・・・・何故こんなところに

   それに・・・。」

龍族にも色々な種族がいる

しかし、私の記憶にある龍族と、目の前にいる龍は

かけ離れている部分が多い気が・・・

応龍「わし・・・・応・・・龍・・・神獣見習い・・・。

透明「

驚いた神獣見習いだって~~~

通常、神獣は生まれながらに神獣のはずだ

それに、応龍というのは聞いたことが無い

透明「も、もしかして・・・応龍さんは、幻獣ですか

応龍「お・・・よく・・・知っている・・・。

マジか~~~~

こりゃ~、特大のチャンスじゃないか~~~

次回、幻獣についてです

    
           続く・・・。

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