あんぎゃ~~~っ・9

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あんぎゃ~~~っ

透明「ふぁ~~~~~っ!寝不足・・・。」

昨夜のことが嘘のように晴れわたる空を見上げ

ながら、ペットボトルの水をがぶ飲みし、

目を覚まさせる・・・。

揚羽「おはようございます!」

六羽「ご主人たま~!おはよう~!」

透明「おはよう!さてと、準備して行きますか!」

六羽&揚羽「はぁ~い!」

私は、寝袋とテントをしまい、少し身体を伸ばしてから

長い山道をあるき出す・・・。

今の時間・・・AM9:00

透明「ハックシュン!!」

揚羽「風邪ですか?」

透明「流石にまだ明け方は

   寒かったみたい!でも、大丈夫!」

六羽「ご主人たま!無理しちゃだめらよ?」

透明「平気平気!」

心の中で、これも久しぶりかもと思っていた・・・。

式達とは、いつも一緒にいるつもりだけど、

こういった自分だけの時間のときに、この子達と

他愛のない話をすることも少なくなっていたことに

改めて気づく・・・。

透明「(考えたら、いつも助けられているよなぁ~!

    二人には、自由に出入りできるように

    制限はかけていないけど、いつも気を使って

    くれているのが改めて分かる・・・。

    これからは、それが当たり前にならないように

    意識して声をかけるようにしてみよう!)」

そんなことを考えながら、山道を歩き続けていた・・・。

透明「そろそろ、お昼にしようか?」

揚羽「そうですね!何だかんだ、歩き続けてもう

   12時ですもんね!」

六羽「お腹空いた~!」

二人には、私の練り込んだ気質を与える!

この子達は、一般的な食料も食べることは食べるのだが、

二人の気質量を考えると、満腹にするのに一人当たり、

成人男性3人分の食料が毎食必要になってしまう!

そうなると、家計は火の車だ!

ということで、疲れはするが、自分の溜めに溜めた

気質を与えたほうが、家計に優しいし、意外とそのほうが

二人とも嬉しいみたいだ・・・。

六羽「おなかいっぱぁ~い~!」

揚羽「はぁ~!ご主人汁で身体が満たされます~!」

透明「おい!ちょっと、その表現は、何か問題あるし、

   気持ちが悪くなるからやめていただけませんか!」

揚羽「いいじゃないですか~!

   幸せいっぱいです!!」

透明「・・・・。」

皆さんの中で、気分を害された方、

ごめんなさい・・・。

透明「はぁ~・・・さてと、次は私の番だね!

   流石に、お腹空いてきたよ!」

そう言うと、大きなカバンから、簡易コンロと手鍋

水と・・・。

透明「じゃぁ~~~ん!御神体登場~!!」

やっぱり、コレでしょう!

揚羽「ご主人様?また、カップラーメンですか!?

   あまり、身体には・・・。」

透明「うっ!ま、まあ、仕方ないでしょ!

   ここで料理とかも出来ないし!」

六羽「・・・身体、心配・・・。」

透明「ううっ!そ、そうだよね!

   わ、わかった!今日だけ!今日だけだから!」

揚羽「はぁ~・・・今日だけですよ?

   まったく!子供みたい何だから~!」

そう言いながらも、るんるん気分でカップ神との

交流をはかる・・・。

「ズズズ~~~ッ!!」

透明「はぁ~~~!大空の下!カップ様との一時!!

   贅沢な時間だ~!!」

六羽&揚羽「はぁ~~~~っ・・・。」

そんなこんなで、昼ごはん終わり!!

またまた、元気よくあるき出す・・・。

しばらくして、大きな渓谷が見えてくる!!

六羽「わぁ~~~!!ごしゅじんたま~~~!!

   橋があるよ~!!」

透明「本当だ!結構長いし、谷も深いね!

   ・・・・んっ?」

揚羽「ご、ご主人!あ、あれ!?」

橋の手すりの上に・・・人!?

透明「や、やばい!!」

突然のことに、目を疑ったが、考えるよりも先に

勝手に身体が動き出す!!

          続く・・・。

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