あんぎゃ~~~っ・7
あんぎゃ~~~っ
六羽「なにか、くるみたい・・・
透明「
揚羽「ご主人
楽しんでいる姿が
子犬みたいです
透明「・・・はぁ
揚羽「い、いえ、ただ感想を・・・。」
透明「今、そういうのいるか
揚羽「・・・・。」
透明「・・・・
揚羽「・・・・ちょ、ちょっと、可愛かった
だけなんだからね
べ、別に、そんな可愛さを表現する
私が可愛いとか、思って欲しかった
わけじゃないんだから
透明「・・・・
揚羽「こ、今回は、許してあげる
それよりも、何か近づいてくるから、
気をつけてよね
相変わらず、わけわからん・・・
透明「はぁ~
一体何が・・・
何か黒い小さなものが近づいてくる・・・。
透明「んっ
六羽「わぁ~
揚羽「六羽センパイ
気をつけてください
暗闇の中、一匹のたぬきらしきものが近づいてくる
しかし、何故だろう
冷や汗が止まらない・・・
透明「食べ物の匂いにつられて来たにしては、
結構な圧があるけど・・・ん
近づいてくるその動物との距離感がおかしい
近づくに連れ、どんどん大きくなってくる
透明「あははっ
揚羽「いいえ、たぬきです
透明「わかってるよ
ただ、この大きさは、巨大熊と同じくらい
それ以上かもしれないぞ
眼の前に現れた狸は、全長2メートルほど・・・。
ありえない光景に、あっけにとられはしたが、
ありえないだけに、現状が把握できる・・・。
透明「化け狸ってか
六羽「ハゲたぬきさん~
揚羽「センパイ
バケです
化狸「・・・・。」
透明「悪いんだけど、わかってるから出てきてよ
次回、化け狸と対決です
続く・・・。
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