長者の極意・11
透明「英雄くんは、投資をしたいの
英雄「はい
個人資産が会社の資産よりも多いって
言うじゃないですか
あれって、ほとんどの人が投資をして
もうけているって聞いていたので、
自分も何かできないかなぁ~
透明「なるほどなぁ~
それじゃぁ~、損を覚悟していると
いうことだね
英雄「えっ
透明「うん
英雄「いや、損は・・・できればしたくは・・・
透明「くすっ
いうことかな
英雄「そ、それは・・・
透明「これは私の意見だけど、大きな資産を持つと
いうことは、大きな賭けは極力避けること
だと思っている
英雄「それじゃぁ~
透明「そうじゃないよ
英雄「
透明「大きな賭けというのは、人によって認識が
違うんだ
例えば、100万円持っていて、それを投資に
使おうと思った場合、Aくんは、資産1億、
Bくんは、貯金200万円しかないとすれば、
体感的リスク
どちらの方が大きく感じるかな
英雄「それは、Bくんの方がリスク高いですよねぇ~
つまり、投資は痛くない金額でしろ
ことですね
透明「まあ、それもあるんだけど、それだけじゃないんだ
英雄「
透明「投資は、勝てる投資をするか
負けても勝ってもいい投資をするか
のどちらかにすることが大切なんだ
英雄「勝てる投資と負けても勝ってもいい投資
う~ん
ですし、事前に勝てる
透明「そうだね
英雄「あっそっか
透明「いやいや
英雄「
透明「投資に対して占いをするのは、相場や成功を
占うものではないんだ
英雄「えっと・・・どういう
透明「投資というのは、対象があって行うもの
そういう意味では、投資先を占うんだよ
つまり、その投資先が、これから伸びるのか
停滞するのか
その上で、その投資先を信用できるのか
信頼できるのか
そうすることで、体感するリスクは大きく
減少する
英雄「え~っと
投資先に選んだところが、これから良い方向へ
行くのか
透明「占いをする人の中には、相場を占って
しまう人が多いのだけど、それは占いでは
無理な話なんだ
投資は、全世界の人間が同時に行えること
そうなれば、その投資先に投資している人を
全て知る必要があるし、価格を操作できる
ようなお金を持っている人がいれば、
その人の気持ち次第で状況が変わってしまう
だから、投資で大切なのは、その投資先の
機運を見ることが必要なんだ
もし今、勢いのある投資先があったとしても
母体となる会社の機運が悪く、不祥事などが
あれば、全て失うことにも成りかねないし、
価格を操作できるような人も、そういった
先見を持っているから、機運が高い会社を
潰すようなことはしないものなんだ
それに、自分が投資するときには、ちゃんと
相手を知ることも大切
投資する理由をもてれば、もし何かあった
時でも、自分は納得してその投資先に投資を
しているのだから、慌てず、対処できるように
なるものなんだ
英雄「確かに兄貴の言うように、その投資先を
自分が信頼できれば、損しても納得いくかも
しれないですね
透明「あはははっ
いないから、自分がその投資先を占うことで、
勝つ確率を上げ、勝つと思える自信に合わせた
投資額を決めれば良いのだと思うよ
もし、このまま何も知らず、投資してしまうと、
その結果で凍死しちょうからね
英雄「そっか~
いや
英雄「いや
兄貴に聞かなかったら、きっと、俺は相場を
占おうとしていたと思います
透明「ま、まあ
自分の占いがどれほど精度が上がったか
見るにも投資はわかりやすいし、
参考にしておくと良いよ
英雄「はい
続く・・・。
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