2020年3月10日、おとめ座満月。確実性や安心を求めたくなったときこそ、ひとさじの優しさを。
2020年3月10日、おとめ座で満月が起こります。同じ10日に、現在みずがめ座で逆行している水星が順行に転じます。水星逆行の風当たりが強かった人は、さぞかししんどかったことでしょう。頑張っていらっしゃいましたね。海王星と太陽が重なっていることから、すっきりした感覚を実感できるのはもう少しあとのことになるかもしれませんが、それでも「おおっ、なんだか風向きが変わってきたな」と思える人は、少なくないでしょう。
この満月では、「確実性」を追い求めたくなる人が多くなりそうです。正しいもの、目に見える価値、両手にぎゅっとつかまえておけるもの。そうしたものが欲しくなりますし、自分のなかに、意外なほど保守的な部分や安心感への渇望が眠っていたことに気付かされる人もいるでしょう。ストイックに、何らかの努力を始める人も多いのかもしれません。
ちょうど世の中的にも、これまで当たり前の日常だったことが想定通りにいかなくなり、不安をつのらせておいでの方も多いでしょう。そんななか、自分が大事にしたいものをより確実につかもうとしたり、役に立つものがほしいと考えたりする方向に、お気持ちが向かいやすいときです。
不確実性を排除し、確実性を求める。そうした視線を持つことはとても大事です。何が正しくて何が正しくないのかわからない状態が続いたり、安全・安心の保証が得られないなかでは、私たちの心はとても折れやすくなります。「貧すれば鈍す」という言葉どおり、視野がとても狭くなることもあります。でも確実性は永遠のものではないから、私たちは努力を重ね続けるのでしょう。
今回のおとめ座満月では、この確実性への希求を自覚するだけでも十分です。満月前後は体調がアップダウンしやすいときですが、おとめ座満月はその傾向が少し強め。体がしんどい、気持ちがデリケートになっているという感覚が強く出やすいですから、これ以上頑張りすぎる必要はありません。食べられる分だけごはんを食べて、よく寝ましょうね。それ以上に大事なことなんて、ありません。
もしも余力があるのなら、未来をより明るくするために重要なキーワードが「心」「共感」といったあたりになります。正しさや確実さではこぼれ落ちてしまう、優しさとか無意識といったもの。わかってあげたい、寄り添ってあげたいという思い。ニュースで語られる知らない誰かが、これ以上傷つけられることがありませんようにと願う気持ち。秩序や理屈では説明のできない、同情心にも似た気持ちを大事にすることが、巡り巡って私たちの人生や世の中を確かなものにする何よりの「ちから」になる星回りです。
年末の「時代の節目」に向けて、いろいろなことがアグレッシブに変わりつつあります。問題も噴出していますが、私たちはきっと乗り越えていけるでしょう。まずは自分をいたわり守りつつ、誰もが本来、胸のなかに持っている優しさを発揮していきましょう。なんだか当たり前のことばかり書いていますね。でも、この当たり前を踏みつけにして得られる安心など、ないのだろうと私は考えているのです。
どなたにとっても、よい満月でありますように。
(近況です)
新型コロナウイルスが心配な状況ですね。私もほとんど家から出ず人とも会わず仕事ばかりの2週間を過ごしました。しかし特に退屈もせず、生活に違和感もなく。ハテと思ってよく考えたら、今に限らず前々からそういう生活だったのでした(∪ ´ω` ) 食品の買い出しのため久々に外出して目にした、ハクモクレンと河津桜の美しかったこと。お仕事や日常で混乱のなかにある方も、少しでも早く平穏な時間が戻ってきますように願っています。
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