年末年始の星回り。心に浮かぶことにフォーカスしてみると、2020年のスタートダッシュがより確かなものに。
年末年始が近づいてきました。この記事を書いているのは12月27日の深夜なのですが、おつとめの方は26日、27日あたりが仕事おさめのピークのようですね。今年もほんとうに、おつかれさまでした。ラストスパートを終えてさぞかしホッとしておられることでしょう。頑張っていらっしゃいましたね。年末年始、これからが本番だ!という方もまた、おつかれさまです。私の実家は商売をやっていて「みんなが休みのときに頑張る」という感じだったので、この時期にお仕事をなさる方を見かけるたびに、心のなかでそっとエールを送ったりしています。両親もきっと「よいお年を」「今年もよろしく」のなかに、やりがいを見出していたのではないかと思ったりもします。えっ私?私はまだ書き終わっていない原稿がゲフンゲフン。俺たちの2019年はこれからだ!!
……という私の惨状現状はさておき、ちょっぴり年末年始の星回りのお話を。
この年末年始は、心のなかに浮かぶことに注目してみると面白いかもしれません。自分が何に興味を示しているのか、何に熱意を燃やすのか。12月に入ってから「愛とは」「やりがいとは」「仕事とは」などと、答えのない問いを抱えてきた方は多いかと思います。Googleに「愛とは」なんて入れて検索してみたり、気になった本を読んでみたり。ときにはちょっとおどけながら、人とそのテーマについて話してみたりした人もいるかもしれません。全然悩んでないすよ、みたいな顔をしながら意外と本気で。
そうした傾向は年末には落ち着くのです。そして年開け、ちょうど3が日が終わる頃「考えるだけじゃなくてチャッチャッとやってみようぜ」的なモードに移行します。ちょっとリスクのあることでもやってみようかなと思えたり、チャレンジングな何かに飛び込んでみたくなる人は多いことでしょう。
大事なのは、ここで「愛とは」「やりがいとは」「仕事とは」等と、とりとめもなく考え続けてきた12月の自分が、なにげに力を添えてくれるということです。チャレンジのための栄養になってくれるのです。つながっているのですね。
考えるという時間は「静」であり、他人からは見えません。他人は目に見えることで評価しますから、得てして「動」の部分ばかりが褒められたり称賛されたりします。でも、人はただ、動くだけの機械ではありません。人からは「いきなり動いた」ように見えても、その背景にはずっと考え、悩み続けた自分がいるわけですね。それが、自分の栄養となります。悩んだ時間は、絶対に無駄にはなりません。それは自分にコミットした、ということだから。考えると考えないとでは、全然ちがうから。
この年末年始、心の動きを感じたならば、12月の自分に「ありがとう!」と言ってみませんか。「頑張って考えたね、すごいよ」でも「しんどかったよね、おつかれさま」でも構いません。いずれにせよ、頑張ってきた自分を肯定する。何を考えてきたのか、振り返って尊重する。今の自分の栄養となっていると、信じる。それが2020年、最初の一歩を踏み出す自分の、一番のエネルギーになるだろうと、私は思うのです。
お仕事の人も、お休みの人も、うんと素敵な年末年始にしましょうね。
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