異世界冒険譚・13
異世界冒険譚・13
透明「わぁ~~~~っ」
町は美しく、私達の想像を超えるものが
沢山存在していた
町に存在する建物は、人が扉の前に立てば
自然と扉が消えるようにできている
そのため、誰も歩みを止めず、家や店に
当たり前に入って行く・・・。
透明「きっと、家なんかは、主を認識して
扉をあける仕組みなんだろうなぁ~
最先端過ぎて、クラクラしちゃうよ」
ちび「透明大丈夫」
透明「そういえば、ちびにゃって凄いんだね
さっき、門番の人が驚いていたし、
顔パスで町に入れるなんて」
ちび「ふふ~んやっと分かったか~
わしらクーニャは、神様の使いだからな」
透明「あっアレも凄いなぁ~
えっマジか~~~」
ちび「おい聞いてるのか~
ちょっとは、敬え~~~っ」
そんなこんなで、やっとこさ核を買い取って
くれるお店の前へ到着
透明「・・・・あのさ~、ちびにゃ」
ちび「何だい」
透明「さっきから、普通に気にしてなかったんだけど、
この世界って、何で日本語通じるんだろう」
ちび「日本語」
透明「うん日本語っていうのは、私の住んでいた
国の言葉で、他の国では通じないんだ
クーニャ様やちびにゃは、特別な存在だから、
言語の理解ができるんだって、勝手に思って
いたのだけど、この世界はみんな当たり前に
日本語通じるから、不思議に思ってさ」
ちび「それならアレだよ」
透明「えっ」
ちびにゃが上空を指差している・・・。
透明「アレって・・・この町を包んでいる壁のこと」
ちび「そうそうこの壁の中であれば、勝手に言語変換
されるんだ
この世界でも勿論、エルフィや獣族の言語は
違うものだから、自然と相互理解できるように
あの壁が脳内変換してくれるようになっているんだ」
透明「ま、まじか異世界すげーーーーっ
でも、今のところ、他の種族と会ってないけど・・・。」
ちび「ああ、それはこの町が人間のテリトリーだからだよ」
透明「テリトリー」
ちび「うんそれぞれの種族には、それぞれの文化や町が
存在していて、このニーゼは人族しか住むことが
できない町なんだ
もちろん、他の町では、どの種族でも暮らせる
町もあるけどね」
透明「そうなんだ・・・ちょっと残念」
ちび「でも、住むことができないだけで、
働くことはできるぞ」
透明「えっ」
ちび「この世界では、種族によって通貨が違うから、
外貨を得る為に、こういったテリトリーに
出稼ぎに来ている種族もいるから、きっと
お店とかにいけば、いるんじゃないかなぁ」
透明「でも、住むことはできないんじゃ」
ちび「住むことはね一時的に宿を借りて稼ぐことは
許されているから、みんな宿代と一緒に
稼いでいるんだよ」
透明「要するに家を買うことができないだけで、
滞在することはできるってことか~
なかなかに興味深い・・・。」
ちび「そんなことより早く核を売って、宿に行かなきゃ」
透明「そ、そうだった」
次回、この世界の通貨を手に入れます
続く・・・。
昴と透明先生のお店
Guardian Jewelry Access
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