カモ~~~ン~ヌ!・17
カモ~~~ン~ヌ・17
透明「家紋はあくまでも、家徳の力を表記するものだけど、
家系の血の力を引き継ぐのにも役立っていて、
その家紋を普段から使っていることで、
遺伝子の中にある血の力を引き出す効果があるんだ
つまり、子供の血には、両親の血の力が存在するから、
家紋を普段使っている旦那さんの家の血の力が
引き出されていることが大半で、眠っている奥さんの
血の力は表に出てこない
でも、もしその夫婦が離別した場合、奥さんが子を
育て、名を実家に戻し、実家の家紋を使うようになれば
眠った血の力が復活することもあるんだ」
一郎「それって、離婚したほうが子供の力が二倍になるって
ことですか」
透明「そうじゃないんだ
家紋の力、つまり血の力は継承して行く呪法が組まれている
ものだから、その子が使っている、もしくはその庇護下にある
血の力しか継承できないんだ」
一郎「そっか~よくできていますねぇ~
ということは、俺は親父の血の力しか発動していない
ということなんですね」
透明「う~んと説明するのが難しいのだけど、
実はそういうわけでもない」
一郎「」
透明「例えば、一郎さんが結婚した場合、
一郎さんの子供は、血の力を引き継いで、その才能を
開花させることができるのだけど、奥さんの血筋の力も
少しだけど付与されることになるんだ」
一郎「えっえっ」
透明「つまり、昔の人は、奥さんが一郎さんの家へ
嫁いだとしても、着物の紋付きや小物などで
実家の家紋を身に着けていたんだ
そうすることで、子供にも奥さんの血の力が
少し反映されるようになっているんだよ
だからこそ、昔は家紋を見て、自分の家に
付加させたい血筋の力を持つ人と結婚させる
政略結婚があったんだ」
一郎「なるほど~
そういうことなんですね」
透明「これは、語弊がないように説明しないといけない
のだけど、結婚する際に、神様へご報告する
結婚の儀には、こういった血の力の継承という
術式も組み込まれていて、神様も了承している
ものなんだ
これは、西洋式でも神前式でも、同じだから
安心してね
そんでもって、もしその夫婦が離婚をした場合
これは、神様との契約を破棄したことになるから、
血の力はどちらかに偏ることになるんだ
もちろん、死別の場合は、契約破棄にはならないから、
両方の家紋を使い続けてくれれば、双方の能力を
子供は発揮できる」
一郎「も、もしかして、よく離婚した後、子供の性格が
変わってしまうっていうのにも、関係してきますか」
透明「そうだね・・・今までは二家の力を有していた子は、
片方の能力や性格を使えなくなるから、しばらくは
変化について行け無くて、バランスを崩すことも
あるかもしれないね」
一郎「ち、ちなみに、結婚式をあげていない場合は、
どうなるんですか」
透明「その際は、神との約定が無いから、嫁ぎ先の血の力
だけが、子供に影響することになる」
一郎「つまり、奥さんの血の力は引き出せないって
ことになるのか~
そんでもって、離婚したら、奥さんの家紋の影響を
受けるから、やっぱり子供への負担は大きいことに
なりそうですね」
透明「もちろん、離婚がダメと言っているワケではない
のだけど、そういった知識をもっておくと、
離婚の際の子供への負荷は軽減できるから
って一郎さん離婚前提に話しするのは止めようよ」
一郎「あっあははっま、まあ、念の為にと思って
後、もう一つ良いですか」
透明「なに」
一郎「結婚するときの結婚指輪って、なんか関係ありますか」
透明「結婚指は、今はファッション的に扱われているけど、
昔は呪印円式(じゅいんえんしき)といって、
神様の加護を強く引き出すお守りなんだ
つまり、結婚の儀で指輪を交換するのは、血の力を
引き出しやすくする為のお守りを作る儀式も含まれて
いるというわけなんだ」
一郎「それじゃぁ~結婚式をしないで指輪だけだと、
指輪の意味は・・・」
透明「もしかして、一郎さんて、結婚式する気が無いの」
一郎「い、いや、最近地味婚が支流じゃないですか~
そうなると、結構出費が・・・」
透明「あははっまあ、どうしても結婚式をしない、できない
というなら、私に相談して
そういった神様との契約を指輪だけで、行うことが
できる指輪を作れる人間を知っているからさ」
一郎「おお~っそれは助かるかも~
先生も、なかなか営業上手ですねぇ~」
透明「アホなこと言わないでくれ私はそれでバックマージンは
取らないから、営業とか言うなぁ~」
一郎「はははっ分かってますよ
先生、無欲ですもんねぇ~」
透明「う~む・・・なんか語弊があるような・・・
まあいいや
それよりも、先の心配より、相手探しでしょ」
一郎「うっいきなり現実に戻された」
ちょっとだけ、仕返し・・・
透明「話がかなり反れたけど、つまり一郎さんの家紋は
山紋の力を主軸に、いくつかの付加紋様が配されて
いて、その意味を知り、自分の才能を引き上げる
努力ができれば、君の家徳が上がって、運命の人
とも自然と結婚できるようになる可能性が高まる
ということなんだ
ということで、次は付加紋様についても話して
おかないとね」
一郎「よ、よろしくお願いします」
続く・・・。
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