カモ~~~ン~ヌ!・2


カモ~~~ン~ヌ・2
キンキンに冷えたお茶を出し、
一郎さんの前に座る・・・。
一郎「いただきま~す」
透明「いや~っ本当に暑いねぇ~
クーラーもう少し下げようか」
一郎「あっありがとうございます
それじゃぁ~、少しだけ」
透明「OK~ピッ
これで良いかな
」
一郎「はぁ~涼しい~
」
透明「ところで、この前の話どうなった
」
一郎「ズ~~~~ン」
透明「わ、わかったその反応見れば、もう十分だよ
」
一郎「せんせ~~~~~い
どうして俺は、モテないんですか~~~~」
透明「ううっそう言われてもなぁ~
」
影山一郎くんは、先月お見合いをしたばかり
結果は見ての通りだが決して見た目も悪くないし、
仕事も課長クラスでバリバリ働いている・・・。
強いて言えば、少し暑苦しいところはあるが、
気の良い男だと思うのだが・・・。
透明「お見合い相手は、なんて言ってきたの」
一郎「ううっ・・・自分にはもったいないって・・・。」
透明「うわ~っなんか、痛々しいなぁ~
」
一郎「そうでしょう
タイプじゃないなら、ハッキリ言ってくれれば
いいじゃないですか~
何ですか自分にはもったいないって~
普通、そう思うなら是が非でもと思うでしょうよ~」
透明「ま、まあね・・・」
一郎「ダメならダメで、気に入らなかったところを
教えてもらえたほうが、為になるんだから、
そこはちゃんと言おうよ~~~~っ」
透明「そ、そうだね・・・」
一郎「ああ~~~~っ熱くなってきた~~~
俺の嫁カモ~~~~~~~ン
」
透明「どうどうちょっと、落ち着こうよ
」
一郎「ううっ・・・」
透明「これで、お見合い何回目だっけ」
一郎「5回目です」
透明「その前は・・・。」
一郎「婚活パーティーも何度か・・・。」
透明「う~~~~ん・・・おかしいなぁ~
その中で、少しはお付き合いした人は
いなかったの」
一郎「そりゃぁ~2・3回デートした人は
いますけど、その後は音信不通ですよ」
透明「う~む・・・少ししつこくしすぎたとか
」
一郎「そんなことないです色んな人にアドバイスして
もらった通り、相手の気持ちを汲むように
行動していました・・・・でも・・・・。」
透明「何でだろう~」
一郎「何ででしょう」
二人「う~~~~~~ん」
モテないオッサンが二人で首を傾げている図も
気色悪いから、話を進めないとな~
透明「何か、邪魔が入ってるのかなぁ~
一郎さんの木人図には、お相手がいるし、
この前あった方は、確かに縁の強い人だった
はずなんだけど・・・・。」
一郎「じゃ、邪魔って何ですか」
透明「う~ん・・・少し調べてみようか・・・。」
何だろう何か引っかかる・・・。
続く・・・。
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