親睦かい(会)?・4
親睦かい(会)・4
透明「しかし」
椅子に座りながら、周りを見渡しているが、
本当に色々な人がいるものだ・・・。
袈裟を着た者、袴を履いている者、かなり派手な者、
素朴にスーツの者、それ以外にも民族衣装や
教団のユニホーム的なものを着ている者もいる・・・。
透明「はぁ~・・・目がチカチカするよ・・・でも。」
この人達は、教団の教祖様なんだよなぁ~
宗教というのは、どの宗教も教えがしっかりとあり、
会員である信徒が1000人以上いなければ
宗教(または、宗教団体)とは認めらず、それ以下の団体は、
ただの集会として認識される上、逆に危険な思想をもつ集団として
この国では危険視されることが多い・・・。
そういう意味では、教祖の人物像や教えに魅力があり、
カリスマ的な能力がある人達だということは、
否定できない・・・。
それぞれの魅力、それぞれのカリスマ性、
後は、教団を支えるだけの経営能力か
ここにいる全ての宗教家達は、そういった敏腕な能力を
もった人達だということを思い知らされるだけのオーラがある
透明「・・・・真似できんなぁ~
(別にする気もないけど。)
・・・・あれっ」
今まで立ち話をしていた教祖様達が一斉に動き出す
透明「みんな席につくのかな」
「やあやあ先生お噂はかねがね」
透明「・・・あっど、どうも、はじめまして」
「先生お噂は聞いていますご一緒させていただいても」
透明「あっど、どうも、はじめまして」
「わぁ~透明さんて、お若い方だったんですね」
透明「は、はじめまして」
「お近づきお近づき」
透明「あっ、あははっど、どうも・・・」
「ワイワイ」「ガヤガヤ」
「ワァ~ワァ~」
おいおい何なんだコレは
名刺がいっぱいになったぞ
何となくだが、この親睦会の意義がわかってきたぞ
周りを見ても思うのだが、近しい教えの宗教や、
名だたる宗教の教祖・・・それ以外にも、自分の教団に
とって、有益な人材との接点を皆、必死で探している
要するに、会社で言えば社長自ら営業している感じだ
透明「(そういえば宗教同士が合併したりすることが
あるけど・・・こういうところで縁を深めて
打ち合わせしたりするのかもしれないなぁ~)」
そんな椅子取りゲームが行われる中・・・。
何故か、私の周りにも人だかりが
透明「(おいおい私に営業かけても、何にもならないだろうに
どうして、こんなに人が集まるんだよ~)」
愛想笑いが引きつりながらも、状況が収束するのを待つ透明先生・・・
「おいこら
先生が困っているだろう」
透明「あっ」
「そうですよ先生のお席は、私達が予約済みです」
透明「えっ」
「そういう事じゃ」
うわぁ~また、キャラの強い面々が・・・
続く・・・。
昴と透明先生のお店
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