あんぎゃ~~~っ・23
あんぎゃ~~~っ・23
応龍「透明・・・お前・・・見る・・・。」
透明「いやいやいやいや
選んでいただいたのは嬉しいのですが
私はこの土地の人間では無いのです
できれば、この土地の人間から見て
いただいたほうが・・・」
応龍「・・・いや・・・見たい・・・。」
透明「うっ」
揚羽「はっご主人様の貞操の危機
全力で排除します」
透明「いやいやいやいや揚羽待て
それに、その言い方は語弊があるだろ~」
六羽「ていそうってなに」
透明「六羽は、いいの
大きくなったらわかるから~」
応龍「駄目か・・・望まれない・・・できない・・・。」
透明「ううっ・・・わかりました
それでは、ひとつ提案があります」
応龍「うん・・・。」
透明「応龍さんの紋章門を与えてください」
応龍「・・・なるほど・・・透明・・・術師か」
透明「まあ、呪符師や呪術師とはちょっと違うのですが
それらを収めている○○師です」
応龍「」
透明「それに、私は占術師でもあります
紋章門をいただければ、多くの人の悩みに
応龍さんのお力を借りることができ、応龍さんも
人の望みや平和を理解できると思います
もちろん、紋章門を通して、私のことも見る
ことができると思いますから、どうでしょう
この地を離れずできる方法としては、良い方法
だと思いますが・・・。」
紋章門
この紋章門は、幻獣の真名のようなもの
おいそれとは渡すことができない存在のイメージでもある
この紋章門は、紋章となる核を門状の媒体を使って
その存在の力を引き出し、そのものと繋がることが
できるとさえ言われている
もちろん、この紋章は、人間一人ひとりにも存在し、
紋章を知られるということは、全てを捧げることにも
近いことになる
応龍「・・・よろこんで・・・」
はや~~~っもうちょっと悩むかと思った
透明「良いのですか」
応龍「大丈夫・・・透明・・・信用・・・できる・・・。」
揚羽「ふふ~ん 貴方なかなか見る目がありますね」
六羽「龍さん、一緒にこないの~~~」
揚羽「せ、先輩だ、駄目ですよ
気が変わったらどうするんですか~」
応龍「・・・くくくっ・・・楽しい・・・透明・・・
受け取れ・・・」
透明「」
身体の中に紋章が入ってくる・・・。
暖かく広大な土地のイメージが私を包んでゆく
透明「はぁ~・・・これが応龍さんの紋章門・・・。
確かに受け取りました
この紋章を使って、多くの人の営みを守る
ことを誓います
それに、紋章を使うことでテリトリーが広がり、
応龍さんの神獣化の手助けになれるようにも
頑張りますね」
応龍「期待・・・しているよ・・・」
透明「」
一瞬だが、神社の方から凄い神気を感じた
弥彦様も心配されていたんだなぁ~
透明「くすっ 応龍さんこれからよろしく」
この後、私達は応龍さんと少し話をして、
公園を後にする・・・
今日の最後は、新潟の温泉旅館に一泊
新鮮な海の幸と地元のお酒を堪能し
旅の疲れを温泉で落としてゆく
明日はいよいよ東京へ戻る・・・
帰りも色々あるだろうが、きっと多くの学びが待って
いるのだと予感しながら、温かい布団に包まる・・・。
揚羽「ご主人良かったですね
紋章門も手に入れたし、パワーアップじゃ
ないですか」
透明「いや確かに術者としてはチャンスだったけど、
本当は、紋章門までもらうつもりは無かったんだ」
揚羽「えっ」
透明「私はただ力を手に入れたいわけじゃない
逆に、紋章門を託してもらったということは、
その責任も背負うということだと思っているから」
揚羽「・・・ご主人は真面目すぎます」
透明「そうかなぁ~
・・・・ところで、揚羽」
揚羽「はい」
透明「何で、私の布団に入ってきてるの」
揚羽「いいじゃないですか~~~~
六羽先輩は入ってるじゃないですか~」
透明「六羽は先に寝ちゃったんだから仕方ないだろ」
揚羽「ううっ 六羽先輩~ 式神なのに
何で寝てるんですか~」
透明「くすっ あははははははっ」
揚羽「ズルいです~~~~~~っ」
中々楽しいゴールデンウィークのお話でした
みなさ~~~ん
「あんぎゃ~(行脚)」のお話、最後までお付き合いいただき、
ありがとうございました~
完
昴と透明先生のお店
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